2009年08月25日

「鼻」「羅生門」素朴にして秀逸

京の都が、天災や飢饉でさびれすさんでいた頃の話。
荒れはてた羅生門に運びこまれた死人の髪の毛を、
一本一本とひきぬいている老婆を目撃した男が、
生きのびる道を見つける『羅生門』


足


あごの下までぶらさがる、見苦しいほど立派な鼻をもつ僧侶が、
何とか短くしようと悪戦苦闘する『鼻』。


羅生門とは、朱雀大路にある平安京の正門のことである。
正しくは羅城門であるが、人間の生を意識してあえて
「羅生門」にしたと考えられている。
高校教科書などでも採用され、広く知名度がある。


「鼻」は
『今昔物語』の「池尾禅珍内供鼻語」および『宇治拾遺物語』の
「鼻長き僧の事」を題材としている。

「人の幸福をねたみ、不幸を笑う」と言う
人間の心理を捕らえた作品。
この小説で夏目漱石から絶賛された。
ラベル: 羅生門
posted by にちぶん at 21:42| Comment(0) | 芥川龍之介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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